|
『心の排球(バレーボール)日めくり』をのぞき見 |
誰もが、早くうまくなりたいと考えます。 どのチームも、早く強くなりたいと考えます。 でも、なかなかうまくならないし、なかなか強くなりません。 そんな長い道のりの中に 個人の葛藤があり、仲間との歴史が生まれます。 人の成長には時間がかかるのです。 | ||
練習の根本は、できたか、できなかったかではありません。 やろうとしたか、しなかったかです。 レシーブ練習でも、ボールは、とれるかとれないかのギリギリのところに出されます。そして、とれないところにもボールが出されます。 コーチも、とれないことはわかっています。 レシーブするだけの者が、コーチに勝てるわけがないのですが、そのコーチに勝つのです。 勝てない勝負とわかっていて、勝つのです。 「こんなボールとれるかい!」と思う自分に勝つのです。 自分の可能性から逃げてはいけないのです。 | ||
だから、ボールが動き出す前に、「このケースではどう攻撃する」「どう守る」・・・すべての準備を整えておかなければいいゲームはできません。 この試合に臨む準備 このセットに臨む準備 この一本に臨む準備・・・・・すべて準備です。 もう、ボールが動き出す前に、決まっているのです。 | ||
自信を持ったプレーヤーには、やさしいボールが飛んできて、不安をもったプレーヤーには、むつかしいボールが飛んできます。 そして、同じボールが飛んできてても、自分の心の持ちようで、簡単なはずのボールも、むつかしくなってしまうのです。 | ||
一試合を通じて、ミスをしないチームなどありません。 ミスの多い、少ないが勝敗を左右することはあきらかです。 強いチームにもミスはあります。 では、なぜそのチームが強いのか? バレーの場合、自分がミスをしたら、次のプレーは必ず仲間がすることになります。自分のミスをミスで終わらせないでおこうとしてくれる仲間がいるから強いのです。ピンチをチャンスにかえてくれる仲間がいるから強いのです。 |