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『心の野球日めくり』をのぞき見 NEW! ちょっと のぞき見 増量しました! |
「心の野球日めくり」の中から、その何日分かを紹介させていただきます。
あと半歩早ければ・・・ あと1m遠くまで投げられたら・・・ 野球のアウトセーフは、ちょっとした差です。 ちょっと早く走れるようになればいいのです。 ちょっと遠くに投げられるようになればいいのです。 ちょっと上手くなる努力をしてみませんか。 きっとチームのためになりますよ。 | ||
誰もがレギュラーになれるわけではありません。後輩にその座を譲ることもあるでしょう。 その先に待っているのは、誰もが想像もしなかったドラマチックな展開。あなたの人生を左右するような舞台を野球の神様は用意して下さいます。 決してくさらず、決してあきらめない。 | ||
野球のマウンドみたいに盛り上がった所があるグランドで行う球技はありません。いったいなぜピッチャーはあの高い所から投げるのでしょう。幼いときに「打者と投手は平らなグランドで対戦すると打者の方が有利になるので投手が高いとことから投げるようになった」と聞いた覚えがありますが・・・・本当かどうかわかりません。 でも、勝手に解釈します。 ピッチャーは試合でも一番たいへんです。たいへんがゆえに一番努力が必要です。努力したやつだから表彰台の真ん中みたいに、あの一番高い所に立てるのです。 そして、みんなは一番努力したピッチャーを讃えるために一生懸命守るのです。 あの高い所に立つのに、ふさわしいピッチャーにならなければなりません。 ピッチャーの努力は、チームの『和』に直結するのです。 | ||
ある意味、普通であたりまえのことばです。でも、私は、野球の試合後の”あの整列”が胸がキュッとなるくらい大好きです。 勝ったチームは大喜びで整列します。負けたチームには、グランドに顔を埋めて涙する選手がいますが、その選手の肩をたたいて声をかけ整列を促す仲間も必ずいます・・・・自分も泣きたいはずなのに・・・・それでも、しっかり整列するのです。その整列するまでの時間が実に絶妙です。いつまで泣いているんだとも思わないし、もう並んでいいかとも思わない。 勝とうが負けようがやりきったみんなは立派なのです。賞賛に値するのです。胸を張って並んであいさつをして下さい。 そして、すべてに感謝して整列・あいさつするあなたの姿から、親や指導者は、あなたが「大人になった」と実感するのです。 | ||
子どもたちが、最初に所属する集団は「家族」です。そして、次はというと「クラス」ということになるのではないでしょうか。家族は身内ですが、身内を離れた最初の仲間の中で、人間を磨くことが人づくりの基本と考えます。 授業や係活動、清掃活動を大切にする気持ちの上に、野球をがんばる心を積み上げよう。たとえ、野球に対する気持ちがぐらつきそうになっても、人としては決してぶれないと思います。 学級でがんばれるヤツはどこでもがんばれる。
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なかなかうまくいかなかったことが、体が大きくなるだけで乗り越えられるときがあります。 たとえば、2塁までボールが届かなかった捕手が、体の成長とともにどんどんいい球が投げられるようになってくる。こんな例は何人もみてきました。 練習にも守備や打撃などいろいろなメニューがあるように、食事にもいろいろなメニューがあります。単に、食事といっても牛乳を飲めば大きくなれますかというレベルのお話ですまないのです。練習メニューと同じで「食事」のメニューも奥は深い。
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その原点は、大事な試合で負けたとか、無茶苦茶に打たれたとか・・・マイナスのことが多いかもしれませんが、お父さんにグローブを買ってもらったとか、お母さんのあふれんばかりの笑顔だったり・・・マイナスでないこともあると思います。 ただ言えることは、その人は、それが努力の原点だったと言える努力を続けてきたということです。小さな努力を積み上げてきたということです。 | ||
「解答」は、指導者によっても違いますし、子どもたちの考え方を理解する上でも、たいへん楽しいミーティングです。 そして、その「一番大切なもの」・・・・・ 私は、「グランドです。」と話をしていました。それが「心の野球日めくり」の2日目です。 ただ、「グランドをきれいにしたら、野球の神様が味方してくれて、守っていてもイージーバウンドになったり・・・・、自分にとって有利なことがおこる」という指導は好きではありません。何かを期待することなく、グランドに感謝の気持ちをこめて、丁寧にトンボをかける。それ以上もそれ以下もありません。見返りを期待して「自分磨き」はできません。 | ||
しかし、くり返して、くり返して 自分のものにする。 たまたまできたことは、土壇場では役に立たないことは自分が一番知っています。 自然と体が動くように・・・ 自然と気持ちが向くように・・・ 何でもないことのようになるまで くり返す。 そして、自分のものになっても くり返す。 人の土台もくり返すことでできあがる。
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では、何人でするのでしょう? その答えは、感謝の気持ちをもって野球に取り組んでいるみなさんにはおわかりですね。 このことばのとらえ方が、チームのまとまりを左右します。 そして、この言葉と関わって、『自分たちの野球をする』と選手、指導者からよく聞きます。実は、その『自分たちの野球』はグランドにだけあるのではありません。グランドの外でも『自分たちの野球』があるのです。 『自分たちの野球』は、9人では完成しません。
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スコアブックに書かれた盗塁の「S」の文字にも、緊迫した終盤に試みられていると、とっても勇気を感じます。三振の「K」の文字でも、その場面、場面によっては、投手の冷静な心情、熱い意地が読み取れたりします。 監督の執念が伝わってくる犠打、ボールカウント欄が真っ黒になるまで粘る打者・・・・・紙面からチームの心が伝わってきます。 決して、チームや個人の成績をただ記録しているのではありません。 野球している気持ちを記録しているのです。 | ||
少年野球の試合では、びっくりするような出来事がおこることが多く、大人の試合を審判するときより、気を遣います。
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